主語にカテゴリーがあったように、文もいくつかのカテゴリーに分けて捉えることができます。日本で英語を研究する人は専門として覚えるようですが、皆さんは使えるようになることが目的なので、暗記よりも、実際に聞き、話し、書いて、読めるようになることを目指してください。

動詞の変化形の決定 verb conjunctions


 文の主動詞の形は、 下記の「法」「時制」「相」「肯定否定の別」の4つの条件についてそれぞれに選択肢が決定され、最終的に一つの変化形にたどり着きます。この体系が、脳の神経回路に定着した時に、ようやく動詞を使いこなせる段階に至ったと言えるようになります。

法(モード)mode


 話しの内容は何かという問題です。普通に叙述しているのか、願望の中身なのか、命令なのか、仮にそうだとしたらという内容なのか。それぞれの法の中に時制があります。以下、文法説明する人たちが使用する言葉…

直説法
接続法
仮定法
命令法 
条件法

時制(テンス)tense


 英語では「過去」と「現在」の時制の違いによる動詞の変化形の違いがあります。英語では「未来」時制の動詞の形態変化はなく、助動詞 “will” を使って未来時制を示します。英語の時制は12個あります。

相(アスペクト)aspect


 日本語で言えば「する」と「した」や「している」の違いの問題です。

 「もう食べた?」という文は、それがもう完了したことなのかを問題にしています。「準備できてる?」という文も、「準備は終わっていて、もう始められるか?」ということを聞いています。時間の流れの中のどのような位置付けにあるかということを「相」「アスペクト」「aspecto」と呼びます。時制とは違う概念です。英語には二つの相があることになっています。

 (なし)  
 完了相 perfect
 進行相 progressive

英語は、時制と相を組み合わせて、16種類の文のパターンができます。この詳細については時制に関する項目で別途解説しています。

肯定・否定の別 positive and negative


 全ての文は肯定文 (positive)か、否定文(negative)に分けられる

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